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特定建設業 許可(特-27)第144257号

身売りを余儀なくされたシャープの太陽電池モジュールの技術力

2016年06月30日

こんにちは、石橋です。

イギリスがEUからの離脱を選択する投票結果が世界に配信され、これまで加速度的に進んできたグローバリズムに逆行する流れを感じました。

アメリカもこれまでなら泡沫候補にしか見えないようなトランプ候補が共和党の候補となったりと、世界は再び閉鎖的な方向に進んでいるのかも知れません。

 

今回はそんな流れと同時に進んでいるのが象徴的な、シャープの話をしたいと思います。

 

台湾企業に身売りを余儀なくされているシャープは、家電部門、液晶部門、そして太陽光発電部門で超有名な電機メーカーで、今までに数多くのベストセラー製品を世に送り出しています。

ただし技術力と経営能力は別物のようで、相次ぐ経営不振でシャープは苦境に立たされています。

 

シャープの太陽光発電システムを導入した家庭は数多くありますし、ハウスメーカーの多くも新築住宅にシャープの太陽光発電システムを搭載しています。

したがって、身売り問題などは技術力とは別のことで、いいものはいいのです。

 

さて、ここで注目すべきシャープの技術力を目の当たりにするニュースがあります。

端的に言いますと、太陽電池モジュールの変換効率で、シャープが意地を見せたことです。

 

驚きは2つあり、最初の驚きはシャープ独自の化合物3接合技術で、太陽電池モジュールで世界最高の変換効率31.17%を達成したことです。

ちなみにこれまでの世界記録は24.1%ですから、31/7%がいかに大きい数値かが分かります。

 

この太陽電池モジュールは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が掲げる「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」プロジェクトの一環で、シャープの化合物3接合型太陽電池セルは「インジウムガリウムリン」「ガリウムヒ素」と「インジウムガリウムヒ素」の3つの光吸収層で構成されています。

現在、このような化合物太陽電池は主に人工衛星などに採用されていますが、シャープでは今回の開発成果をベースにしてさらなる高効率化と低コスト化を追求し、メガソーラーや家庭用などの地上での利用を進めていくそうです。

 

2つ目の驚きは、同じくシャープが集光型太陽電池で世界記録の変換効率44.4%を達成したことです。

ちなみに、集光型での従来の世界記録は米Solar Junctionの44.0%です。

なお集光型では太陽光をレンズで集める手法で、44.4%は302倍の集光時のものともことです。

補足しますと、通常の太陽光モジュールは単結晶シリコンあるいは多結晶シリコンで、いずれもケイ素(Si)を利用していて1層の発電層を上下から電極で挟み込んだ構造ですが、シャープの太陽電池モジュールは3種類の発電層を使っています。

 

このようなシャープの技術力の高さは株価などに反映されないようで、技術面だけから見るとやや寂しい感じがしますが、いずれにしても今回の極めた高い太陽電池モジュールの変換効率達成は、今後の太陽光発電所のあり方にも関係することが考えられます。

すなわち狭い場所で、従来の数倍以上の発電効率が実現された暁にはまさにクリーンエネルギー時代が到来するのも夢ではないのです。

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